アメリカン・ブラック・チェリーは、アメリカのサクラです。
あの黒く大きいサクランボを付けるやつです。
ブラックチェリーは、なめらかできめ細かい木肌を持ち、経年変化で飴色に深まっていくところが何よりの魅力だと思います。
そんなブラックチェリーで作った定番の丸スツール。
角度、十字つなぎ、ウェンジのプラグ等、他のスツール同様、細部まで気を使ったこだわりの一品であることは変わりませんが、このスツールは特に白太のほとんどない接ぎ合わせることなく切り抜いた座面がお気に入りです。
購入する木材の幅はある程度限界があり、幅が広く木目が美しいものを手に入れるのはなかなか難しかったりします。
経年変化も見届けたい。必ずしも同じものを作れるわけではない。
そうなってくると、一脚でも手元に置いておきたい=手放したくない、となってしまいます。
でも、そういった作者が手放したくない家具こそ、皆様に使っていただきたい。
でも、手放したくない・・・・